「努力」とは何か? 多くの人が理解していない正しい努力の捉え方

「努力は必ず報われる」

おそらく誰もが聞いたことがあるセリフでしょうが、私はあまり好きではありません。

人によって努力の捉え方が違いすぎるからです。

あなたの言う努力とは、具体的にどういう行動を示すのかと問い詰めたくなります。

例えば、毎日2時間勉強するのを努力と感じる人もいるし、8時間の勉強くらい屁でもないという人もいますよね?

人によって捉え方の違うものを、あれはこうだ、それはこうだと言うのは、時間の無駄だと思うのです。

まあ、そういう議論が好きな人もいるのでしょうが…

人が取り組む努力には、2種類あります。

この2種類の努力を混同すると、「努力しても報われない」といつまでも悩み続ける人になってしまいます。

結果的に不幸になってしまうわけですが、この記事を読めば混同せずに判断できるようになりますので、ぜひ読み進めてみてください。

努力の種類

努力には2種類あります。成功するためにはどちらも必要な努力です。

目標達成のための努力

例えば、志望校の受験合格を目指すとして、合格に必要な勉強時間が4000時間だったとします。

この勉強時間が4000時間に到達しなかった受験生がいて、もしその受験生が不合格になったとしたら、その受験生は目標達成のための努力をしたと言えるでしょうか?

合格に必要最低限の勉強すらできていない彼が、「俺は努力したけど合格できなかった」「努力は報われない」と嘆いていたら、あなたは何と声をかけるでしょう。

おそらく多くの人が「努力が足りていない」と言うのではないでしょうか。

目標達成のための努力は、あくまで客観的に測られるべきであって、主観的に判断してはならない

単純かつ大切なことですが、忘れている人が多いのも事実です。

成長するための努力

例えば、水泳が苦手で何mも泳げない女の子が、25mプールを泳ぎ切りたいと考えているとします。

溺れかけながら何度も練習をして、彼女はやっと5m泳げるようになったと喜んでいました。

そんなとき「は?たった5mじゃん」「ばっかじゃねの、俺はもう25m泳げるし」と口に出して文句を言う人がいます。

あなたは、その文句が彼女にとって何の意味を持つと思いますか?

5m泳げるようになったことは、周囲から見れば大したことではないのかもしれませんが、水泳が苦手だった彼女にとっては大きな前進です。むしろ5m泳げるようになったことを誇るべきで、周囲に馬鹿にされることではありません。

5m泳げるようになったことは自信になるでしょうし、その時の喜びを忘れなければ、おそらく彼女は25mプールを泳ぎ切れるようになるでしょう。

成長過程の努力に関しては、他人にとやかく言われる筋合いはなく、主観的に受け止めても構わないのです。

成長と目標達成の努力を混同しない

現時点でのあなたの能力が、目標を達成するのに足りていない場合、もちろん成長するための努力が必要になります。

がしかし、闇雲に成長を目指すだけでは、目標にたどり着くことは難しいです。

成長=目標達成とは限らない?

受験合格に必要な勉強時間が4000時間、1日8時間の勉強が必要になったとして、今のあなたは学校以外で勉強する習慣もなく、机に向かうのもおっくうと感じています。

でも受験にはどうしても合格したい…

憧れのキャンパスライフを満喫したい…

そう考えたあなたは、今まで家で勉強したことがなかったのに、毎日机に向かって6時間勉強するようになりました。全くのゼロから6時間勉強するようになるとは、驚異的な成長です。

さて、受験の結果はどうなったと思いますか?

もちろん不合格です。8時間の勉強が必要なのに、6時間しか勉強していないのですから。

成長と目標達成の努力にはギャップがあります。

自分がどんなに頑張ったと思っていても、目標達成のレベルに達していない事なんてよくあります。

だから苦しむんです。どうして結果を出せなかったのだろうと。

必ずしも「自分の成長=目標達成」にはならないということを知っておかなければいけません。

努力の要素

努力をする前に、はっきりさせておいてほしい要素が4つあります。

努力の要素
  1. 目標を設定する(どのような状態が理想であるか)
  2. 自分の現在地を知る(今の自分が理想からどれくらい離れているか)
  3. 目標に到達するための手段を調べる(理想にたどり着くためにどのような手段があるか)
  4. 今の自分が取れる手段をまとめる(実際にどの手段を選んで行動するか)

上記の要素が揃っていないと、努力し始めたとしても、おそらく失敗に終わります。

なぜなら、上記の要素はこれからどこに向かうか、どのくらいの力で前に進むかを決めるものだからです。

要素が決まれば人は成功できる

例えば、自宅からディズニーランドに出かけるとしましょう。

目標はディズニーランド、現在地は自宅です。次に、どのような手段でディズニーランドに向かうかを決めます。電車やバス、車、飛行機など、思いつくものを挙げていただいて構いません。

手段を挙げ終わったら、今度は日程やルートなどから、実際にどのような手段でディズニーランドに向かうかを決めます。お金を節約したいからバスで行く、車の運転が不安だから電車で行くなど、財布や日程と相談して自分の都合に合うものを選びます。

要素がすべて出そろったら、まとめてみます。

  1. 目標(ディズニーランド)
  2. 現在地(自宅)
  3. 方法論(バス・電車・飛行機・車)
  4. 手段(バス)

簡単にではありますが、骨組みは出来上がりました。後は時間やルートなど具体的なものを肉付きしていけば終わりです。

そんなに難しくないですよね?

実行前に不安をなくす

実行前に不安をなくしておくことも大切です。本当に今の道が成功に繋がっているのか、不安に感じていると前に進み続けるのは難しいですよね。だいたいの人はわき道に逸れて行っちゃいます。

じゃあどうするかというと、実際に成功している人がどのような方法で取り組んでいるのか調べてください。できる人のやり方を真似るのが一番の近道です。

営業で結果を出したいと思っているなら、営業成績ナンバー1の人を掴まえて話を聞く。スポーツ選手になりたいなら、その道のプロに今までどんな練習をしてきたのかできるだけ詳しく話してもらう。近くにいないなら、イベントなどを利用して無理やりにでも接点を作ってください。

中途半端な結果しか出していないあなたよりも、その道でトップを取っている人の方が良い考え方をしています。やり方が違うと感じたならその時辞めればいい話で、悩んで時間を無駄にするより一旦素直に真似た方がずっと有意義です。

まとめ

努力とは
  • 成長するための努力と目標達成の努力に分かれる
  • 成長=目標達成とは限らない。どうしてもギャップが生まれる
  • 目標・現在地・方法論・手段の4つを揃えられれば失敗しない
  • 実行前に不安をなくして、前に進むことに集中する

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