相手に共感していることを示すコミュニケーションスキル

向き合う男女

今回紹介するのは、相手に共感していることを示す「反映(リフレクティブ)スキル」です。

(以下反映スキル)

「反映スキル」とは、聞き手が鏡のような役割を果たし、話し手の感情や話の内容を、正確に言い換え投げ返すことで、「あなたを理解していますよ」ということを示す聞き方になります。

ここでは、相手に共感を示す際に気を付けるべきポイントを挙げていきたいと思います。

相談する女性

コミュニケーションの始まり!人の話を聴くための向き合いスキル

カウンセリングを受ける女性

相手の話を促すためのコミュニケーションスキル

言い換えをする

反映スキルの一つ目は「言い換えをする」です。

言い換えは、相手の話の本質的な部分を簡潔に表現する方法ですが、この言い換えには大切な要素が4つあります。

「言い換え」の要素
  • 簡潔であること
  • メッセージの本質を表現すること
  • メッセージの内容に焦点を当てること
  • オウム返しではなく、聞き手の言葉で言い換えること

メッセージの本質を表現するとは、相手が何を言いたいのか読み取り言い換えること。

メッセージの内容に焦点を当てるとは、話し手の感情ではなく、事実や考え方に注目すること。

オウム返しでは相手が不快に感じてしまう場合もありますので、聞き手の自分なりの言葉で要約します。

言い換えは、慣れないうちは話が冗長になったり、利用するのに抵抗を感じるときもあると思います。

ですが、言い換えは話し手と聞き手のすれ違いを減らすのに大いに役立ちます

感情をくみ取る

反映スキルの二つ目は「感情をくみ取る」です。

相手が感じている「怒り」や「落胆」「嬉しい」「楽しい」等の感情を読み取って、応答に反映させます。

「感情の開示」は話し手の本音を引き出すうえでも大切なことで、事実のみに注目していれば、話し手の本音を見逃してしまうことになるでしょう。

感情を読み取るには

感情を読み取るためのポイント
  • 感情を表す言葉に注目する
  • 話の内容に気を配る
  • ボディランゲージを観察する
  • 相手の立場になり「私だったら」と自問する

ことが大切です。

別記事でも紹介しているので、詳しい話はそちらでご覧ください。

帽子をかぶった少年

相手の感情を理解するために意識すること

感情と事実を結びつける

反映スキルの三つ目は「感情と事実を結びつける」です。

相手の話に対して「(感情と関係がある出来事)だから、(感情を表す言葉)と感じているんですね」と自然に表現できると、押しつけがましいと感じにくくなります。

例を挙げると

「(彼氏が家事を手伝ってくれない)から、(イライラする)と感じているんですね」みたいな感じです。

「~だから」「~なので」「~で」などと言い方を変えながら、事実と感情を表現できるようになるといいと思います。

相手の話を要約する

反映スキルの四つ目は「相手の話を要約する」です。

話の道筋がいつもはっきりしているとは限りません。話をするうちに様々な考えや感情が浮かび、押し流されるように吐き出すということもあります。

そんなとき、「あなたの問題はこれで、このように感じているのですね」と簡潔に言い換えるのが要約です。

要約にも役立たせるための条件があり

要約の条件
  • 「話し手」が述べた要件をまとめる
  • 「話し手が自らの問題を明確に把握するのに役立つ情報」を選択する

これらの二つが揃うことで、効果を発揮することができます。

要約は、話し手が語りつくした後、一区切りつけるために行ったり、聞き手の受け取り方が間違っていないかどうか、話し手に確認する方法にもなります。

要約が上手くいけば、話に深みが出たり、話し手に「解決に向けて進んでいる」と感じさせることができるでしょう。

まとめ

反映スキルには

反映スキル
  • 言い換えをする
  • 感情をくみ取る
  • 感情と事実を結びつける
  • 相手の話を要約する

があり、それぞれうまく利用することで、効果的な傾聴を行うことができます。

反映スキルを使いこなすのは簡単ではありませんが、反映スキルを身に付ければ、コミュニケーションの改善や、より良いリスニングを行えるようになるでしょう。

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